中学3年生 不登校5年目にして登校開始
適応指導教室に通うことによって、今までは自分が普通の子ではないと思っていたのが和らぎ、友達もできて少し自尊心も出てきた中学3年生の頃。
やっと学校へ顔を出す気になれました。
とは言ってもいきなりはつらいし知り合いもいないので、週3回の適応指導教室は通い続けそれ以外の日でまずは保健室登校をすることに。
するとクラスの子が保健室まで挨拶に来てくれ、体育祭に一緒に出ようと言ってくれ、そこから体育祭準備のため教室にも通い出しました。小学校の時とは違いみんな良識があって優しい子達だったおかげでそんなに苦ではありませんでした。
ぎこちない感じでしたがなんとか体育祭も終了し、そこからは段々と学校にも慣れていき、適応指導教室の登校日以外の週2日は学校へ登校できるようになりました。
学校への登校のみでは疲れるので、適応指導教室で息抜きをする感じでした。
中学校卒業まで学校に完全に復帰することはできませんでしたが、焦るといいことはないため結果マイペースに進められてよかったと思っています。
通信制高校へ入学へ
高校はサポートが手厚な通信制高校にしました。
週5日の登校で入学から年に1、2回しか欠席せず。
ここにきてやっと完全復活しました。
バイトもし予備校にも通えるようになり割と普通の高校生活を送れていました。
授業は普通高校より易しめ。中学校卒業までに追いついていなかった勉強でしたが、オール5で高校を卒業できました。
普通に授業を受けて、テスト前にちょっと復習すれば問題なしでした。
高校でもいじめられたけど打ち勝てた
高校2年生からまたしてもいじめ。というか完全無視の学校生活になってしまいました。
原因は私ともう2人の3人グループで、もう2人がそれぞれ片思いしていた男子から告白されたことです。
私は中学校に通い始めた頃から学校中で騒がれるほどモテていました。かつ通信制高校という狭い世界でこそ起こりうることですね。
告白されたことを内緒にしていてもいつかバレるだろうと思い、その2人に打ち明けたその日から無視は始まり、そのうちクラスの女子全員から無視されるようになりました。
でも私が不登校だった時代には絶対戻りたくないという気持ちの方が大きかったのと、その2人が妬むほど私は可愛いんだろうし、告白した男子も私に謝ってくれ(男子は悪いことしてないけど)見方についてくれたため、なんとか耐えることができました。
高校3年生からクラス替えにより無視する人が減り、卒業まで持ちこたえました。
5年間不登校だった私の現在
高校卒業後は、普通に大学に入学し、部活もバイトしながら暇な日は友人と遊び、とっても忙しい生活を送れました。
ただ、女子に関してはちょっとトラウマみたいなものができてしまい、どちらかというと男友達の方が多かったです。
子どもの時から女の子らしい遊びが嫌いだし、甘い物も苦手だからスイーツを食べに行くのもできないし、男友達と大ざっぱに遊んでいる方が気楽だったからそれはそれでよかったかなと思います。
就活をしてからは2ヶ月で大手企業への内定も決まり、役職ももらい結婚までそこで働き、現在妊娠中の今に至ります。
不登校が長くてもなんとかなる
自分が不登校になってからは本当に絶望しました。
小学生や中学生にとって学校は生活の中心であり、そこへ行けなくなるとこの先の人生がなくなったように思えてしまいます。
私個人的には適応指導教室のサポートが大きかったです。
生きていると楽しいこともあるんだと実感させてくれた環境でした。
周りのサポートもあり、自分に合ったステップを踏むことで土台を作り、再び不登校になることなくここまでこれたと思っています。
不登校になる理由も復学できるようになる理由も人それぞれですが、私の場合は焦らず自分で納得しながら進むことによって復学できました。
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