不登校体験談2/4 不登校になったきっかけ

 

YUYUの不登校体験記① 不登校になる前はいじめられていた

不登校になったのはいじめが原因ではない

 

いじめは小学4年生いっぱいまで続きましたが、親や先生の協力もあり、小学5年生のクラス替えではそれぞれ別のクラスになりました。

これでやっといじめがなくなる!

と安心していましたがさらに大きな問題が。

私は2年間の学校生活をほぼSさんOさんと過ごしてしまったせいか、他の生徒にも心を開けなくなっていました。

小学5年生から新しく仲良くしてくれる子もいましたが、友達と過ごしても全く楽しくなく自然と離れていってしまいました。

他の子はクラス替えをしても前からの友達と離れることはなかったので、完全グループ化していました。

そして私は休み時間になると1人ぼっちに。

これが1番辛かった。

授業の合間の休み時間はトイレに行ったり準備したりでやり過ごせましたが、問題は昼休み。

1人でいることの孤独感と、1人でいるところを誰かに見られた時の恥ずかしさでたまりませんでした。

20分くらいの昼休みのはずなのに1時間くらいに感じ、教室や廊下で1人でいるところを見られる度に落ち込みました。

こんなことになるんだったらSさんとOさんにいじめられていた方がまだマシだった、、、

学校で孤立することによって、普通の生徒達と同じ生活が送れないということに対して劣等感を感じるようになりました。

 

いよいよ学校を休みがちに

 

ちょうどこの時期に風邪をこじらせており、学校を少し休んでしまいました。

学校に休みの連絡を入れると、今日は辛い思いをしなくていいんだとホッとしました。

次第に1週間に1回、3日に1回と休む頻度が多くなっていきました。

学校を休むとホッとするのと同時に、勉強や図工、音楽などの遅れが気になり始め、取り残された感覚になりました。

今は咳も出て周りに移しちゃうから、風邪が治ったらちゃんと行こう。

それでも風邪はどんどん悪化し、病院に通っても1ヶ月以上治りませんでした。

そして数回目の風邪の診察にて。

「精神科も診察を受けてください。」

私は特に医師と話していないので、親が最近の様子を伝えていたのでしょう。

そして風邪が治らないのはストレスのせいだそう。

親は気が気でない感じ。

小学5年生の私には、精神科が何を意味しているのか全く理解していませんでした。

初回はカウンセリングのみ。カウンセラーと話をするだけで特に病名なども伝えることなく終わりました。

ただ、普通の子ではなくなってしまったんだなと自覚をさせられとてもショックだったのをよく覚えています。

 

教師の叱責でダウン

 

数日後、休みがちの中登校したある日、合同体育があり、休み時間に体操服に着替え、体育館に向かおうとしていました。

教室を出ようとした時、「ちょっと待って!」と、少しだけ仲の良い子に止められました。

すでに時間ギリギリだったのですが、その子はまだ着替え途中でした。

いつも厳しい先生が体育を仕切っており、このままだとその子1人で先生に叱られるので私を引き止めたのでしょう。

私は怒られたくありませんでしたが、かわいそうなので着替えが終わるまで待ちました。

3分遅れで体育館に入ったところ、その先生がこちらを向き、学年全員の前で私とその子のことを叱責しました。最後は「みんなも気をつけるように」みたいな感じで終わったと思いますが、その子のせいでみんなの前で叱られたことが相当ショックでした。

私は幼い時から学校では典型的な良い子で、先生に叱られることなんて絶対ありませんでしたし、時間は守り忘れ物もしたことがないくらい。

人生で初めて他人に叱られました。

しかも私は着替えが遅かった子を待ってあげたのに。

そんな言い訳さえできず、私はその日を機に不登校になりました。

 

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