産休に入るまで働くつもりだった妊婦さんでも、つわりで働けなくなったり産休制度がなかったりで、退職せざるを得ない方は少なくないかもしれません。
実際私も、退職はせず産休を取り出産後に復帰する予定だったのですが、猛烈なつわりにより出勤できない日が続き、結果退職をしてしまいました。
妊娠・出産で退職した場合には通常の失業手当の受け取りとは少し違うため、ここでは手続きに関してまとめました!
妊娠・出産が理由の退職では失業手当はすぐもらえない
失業手当を受給できる条件のひとつとして、「働く意思があり、すぐに就業することができる状況であること」とあります。ですが出産を控えている人は働く意思があっても身体的に就業が難しく雇ってくれる会社がないと考えられます。そのため妊娠・出産により退職した場合には、すぐに失業手当を受け取れれません。このように妊娠・出産で退職した人は、失業手当の受給期間を延長することによって、育児が落ち着き就業ができる状況になったら失業手当を受け取れるようになります。
産後働く予定の人は失業手当受給期間延長手続きを!
失業手当は本来失業してから1年以内に受け取るものなのですが、妊娠・出産により退職した人は、最長3年の延長期間を加え、計4年まで受給期間を延長することができます。受給期間を延長するにはハローワークにて手続きが必要です。手続きをすると、育児が落ち着き実際に働ける状態になってから失業手当が受け取れるようになるわけです。
受給期間延長手続きはいつからできるの?
退職した日の翌日から30日以上経過した日です。
12月31日付で退職→翌年1月31日以降になります。
基本的に受給期間の最後の日までは手続き可能のようですが、失業手当を満額受け取れない可能性もあるため早めに手続きを行いましょう。私はつわりが落ち着き妊娠安定期に手続きをしに行きました。
実際に失業手当の受給期間延長手続きをしてきました!
[注意]
ここから下は実際私が住んでいる地域での手続き内容のため、地域によっては多少の違いがある可能性があります。
管轄のハローワークへ
私は木曜日の15時ごろに行きました。月曜日や午前中は混んでいると聞いたのでそれを避けて行ったら待ち時間10分!つわりで気持ち悪かったので助かりました。
必要だった書類
1.離職票
2.身分証明書
3.母子手帳
4.印鑑
5.受給期間延長申請書(窓口でもらって記載する)
受給期間延長申請書を記入
記入方法の見本を渡されたので迷うことはありませんでした。個人情報や離職票に記載されている番号等記入して窓口へ。
あとは窓口の方の説明を聞くだけ。窓口での手続きは10分程度でした。
受給期間延長中にちょっとだけアルバイトはしていいの?
気になったので担当してくれた方に聞いてみました。結論から言うと働くのはNGでした。失業手当は働けない状態の人が受ける手当のため、働いたら、なんだ働けるんじゃんということで受給期間延長を中止されてしまうとのこと。実際私が延長手続きでもらった用紙の注意事項にも「1日でも働いた場合には受給期間延長を解除します」と記載されていました。自宅のパソコンでできる在宅ワークは週20時間までであれば、報告すれば問題ないとのこと。ただ、これは地域によって説明が異なるので、ハローワークに行った際に確認することをおすすめします。
また、私が行ったところのハローワークでは、本人が手続きをしなくても委任状などがあれば代理の方でも手続きをしてくれるとありました。つわりなどで体調が悪くハローワークへ出向けない場合でも、電話で問い合わせてみましょう。
就職できる環境が整ったら
出産をし育児が落ち着き、保育園に預けるなどし就職できる状況になったら再度ハローワークへ行きます。そして1週間の待機期間を経てから求職活動をし失業手当を受け取る流れになります。
終わりに
妊娠し退職をしてしまっても、このような制度を知っていれば少し安心しますよね。
働けない不安を軽減し、出産や育児に取り組み焦らず求職活動ができるといいです。
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